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ストールとマフラーの違いは?使い分け方や選び方などを紹介

冬が終わって暖かくなる時期や、反対に寒くなってくる時期など、季節の変わり目にストールとマフラーの違いが気になったことはありませんか?


どちらも首元の冷えを防いでくれるだけでなく、コーディネートのアクセントとして欠かせないアイテムですが、実は形やサイズ、素材、着用する季節などが異なります。


この記事では、ストールとマフラーのそれぞれの特徴と違い、使い分け方、選び方について解説します。


ストールとマフラーの違いが気になっている方はもちろん、使い分け方や選び方でお悩みの方も、ぜひご覧ください。

ストールの特徴

今では男性も首に巻いて使用することもあるストールは、もともと女性用の肩掛けとして使われていたものです。


中世カトリック聖職者がミサなどで肩から垂らすようにして掛けていたものが変化した、古代ローマ時代に既婚女性が着用していた『ストラ』という女性用チュニックが元になっているなど、その始まりには諸説あります。


昔は主に毛皮で作られていましたが、時代とともに種類も増えてきました。


ここでは、ストールの形やサイズ、着用する季節などの特徴を詳しく解説します。

形・サイズ

ストールは幅が広くて長さもあるのが特徴です。一般的には以下のような形状、長さのものを指します。


  • 形:長方形
  • 幅:約600〜700mm
  • 長さ:約1,800〜2,000mm

現在は首に巻かれることが多いストールですが、もともとは肩掛けとして使用されていたため、上記のような形とサイズのものが主流です。正方形のものはショールと呼ばれることもあります。


また、小判のものでは幅400mm、長さ1,500mmのものなどもあり、形やサイズが豊富であることから、首に巻いたり羽織ったりなど、使い方によってファッションコーディネートの幅が広がります。

素材

ストールは、以下のようにさまざまな素材で作られています。


  • 綿
  • ウール
  • カシミヤ
  • パシュミナ
  • 絹 など

暖かい素材から通気性のよい素材まで、幅広い素材が使われているため、防寒目的だけでなくファッションのポイントとしても使用できるのが特徴です。


ストールはマフラーよりも生地が薄く作られていますが、冬の寒い時期でもウールやカシミヤなどの素材を選べば、防寒も十分にできます。

着用する季節

ストールは季節に合わせて素材を選べば、オールシーズン着用できるのが特徴です。


綿や麻、リネンなどの素材は、春や夏でもファッションのポイントや冷房対策として身につけることができます。


秋や冬は、防寒対策としてウールやカシミヤなどのマフラーと同じ素材がよく使われますが、リネンや綿でも厚手のものや起毛のものを選ぶことで暖かさを保つことが可能です。

マフラーの特徴

日本では昔から『襟巻き』とも呼ばれ、秋や冬に首元を温めるときの定番アイテムであるマフラー。


マフラーの語源はラテン語で包み覆うという意味の『マフル』からきているといわれていますが、15世紀頃にヨーロッパで女性が顔の下部分を覆う四角い布をマフラーと呼んでいたなど、その起源には諸説あります。


現在のスタイルに近いものとなったのは、フランス革命時代のことです。カシミアや毛皮などで作られた襟巻きがドレスの防寒具として普及しました。


19世紀頃からは女性の肩掛けショールとして広く浸透し、今日では性別に関係なく使われる防寒具となっています。


ここでは、マフラーの形やサイズ、着用する季節などの特徴について詳しく解説します。

形・サイズ

マフラーは幅が狭く長方形の形をしているのが特徴です。一般的には以下のような形状、長さのものを指します。



  • 形:長方形
  • 幅:約300〜500mm
  • 長さ:約1,600〜1,800mm

マフラーは基本的に防寒が目的で使用されるため、首元にコンパクトに巻けるようなものが多いです。


上記のように一般的に販売されているものは幅や長さに大体の目安がありますが、長さや幅などに特別な決まりはなく、手編みの初心者が初歩として作ることもあります。


形やサイズに男女差がなく色や柄も豊富なことから、買い物やお出かけなどの日常的なシーンだけでなく、スーツやコートに合わせてビジネスシーンで着用してもスッキリと見せることができます。

素材

マフラーは、以下のような素材で作られています。


  • ウール
  • カシミヤ
  • ポリエステル
  • ナイロン
  • アクリル
  • ファー・フェイクファー

マフラーの主な目的は防寒であるため、厚手の素材で作られるのが一般的です。


ウールやカシミヤなどの天然素材は、特に保温性に優れていて寒い季節に向いていますが、毛玉ができやすいというデメリットもあります。


暖かさでは劣るものの、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維で作られたものであれば、価格が安く手入れも簡単です。

着用する季節

上述の通り、マフラーの主な着用目的は防寒であるため、秋や冬の寒い季節に着用するのが一般的です。


生地が厚くボリューム感があることから、ファッションアイテムとしても、秋冬のコーディネートのポイントとなります。


ただし、生地の厚さやその日のバッグの大きさによっては室内でマフラーを取った際にバッグにしまいにくく、手に持って歩くことになるなどのデメリットもあります。

ストールとマフラーの違い

これまで紹介したストールとマフラーの特徴から考えると、両者は似ているけれどまったく別のものであることが分かります。


もっとも大きな違いは、生地の厚さです。


マフラーはウールやカシミヤ、厚手のニットなどのボリュームがある保温性の高い生地を使っているため、防寒性に優れています。


一方、ストールは綿やウール、絹、麻などさまざまな素材が用いられていて、マフラーよりも薄い素材で作られています。


また、素材にもよりますが、マフラーは首元にボリュームがあるため、カジュアルなコーディネートによく合うのが特徴です。


ストールは豊富な素材の中から適切なものを選べば、キレイめからカジュアルまでオールラウンドに使え、ドレスなどを着るフォーマルなシーンでも、スタイルに華やかさをプラスできます。


ただし、ストールとマフラーは洋服の上に着用する外套扱いとなるため、フォーマルな場では会場に入る際に外してから入場するのがマナーです。冠婚葬祭の場などでは、きちんと外してから会場に入りましょう。

ストールとマフラーの使い分け方

ストールとマフラーは秋冬の防寒具としてだけでなく、ファッションアイテムとしてもよく使用されますが、素材や大きさによっては使い分け方に悩んでしまうこともあるかもしれません。


ここでは、ストールとマフラーの使い分け方を3つ紹介します。

着用シーンで選ぶ

ストールとマフラーの使い分け方で悩んだときは、着用シーンで選ぶのもひとつの方法です。


例えば、秋冬の旅行などで外にいることが多い場合は、ニットやカシミアなどが使われているマフラーが向いています。


普段のお出かけや同窓会、結婚式などで首元にコーディネートのポイントを置きたい場合は、素材や質感、カラーが豊富なストールがおすすめです。

サイズで選ぶ

ストールはさまざまなサイズのものがあるため、広げたりたたんだりなどすれば幅広い使い方ができます。


一方、マフラーはストールよりも幅、長さともに小さいものが多いため、広げてたたむ手間も少なくて済みます。


ストールであってもマフラーであっても、より薄手でコンパクトなものを選べば、スッとバッグに入れてかさばらずに持ち運べるでしょう。


同じようなサイズでストールかマフラーか迷ったときは、巻き方のバリエーションが多くさまざまなアレンジの楽しめるストールを選ぶと、状況に応じた身につけ方を楽しめます。

防寒性で選ぶ

より防寒性の高いものを選びたいときは、マフラーがおすすめです。


マフラーはストールと比べてより防寒性を重視して作られているため、秋や冬に寒さをしのぐのに向いています。


しかしストールでもカシミヤやウール、またはそれらの混紡のものを選べば、暖かく過ごせます。


また、生地の厚みによっても防寒性が左右されるため、防寒性の高いストールを選びたいときは、素材だけでなく生地の厚みにも着目して選ぶようにしましょう。

自分に合ったストールやマフラーの選び方

ストールやマフラーをおしゃれに使いこなすには、なりたい雰囲気やファッションのテイストに合ったものを選ぶことが大切です。


ここでは、自分に合ったストールやマフラーの選び方を紹介します。

色で選ぶ

ストールやマフラーを選ぶときは、トレンドのカラーやデザインを取り入れるのもおすすめです。


しかし顔色に影響を与えやすく、選ぶ色によっては顔色が悪く見えてしまうこともあるため、その人の顔色に似合う色、いわゆるパーソナルカラーのものを身につけるのがよいでしょう。


例えば、パーソナルカラーがイエローベースの場合は、黄みがかった暖色系の色が向いています。

さらに細かく具体的にいうと、イエベ春の方はアプリコット・コーラルピンク・ライトイエロー・アップルグリーン・アクアブルー・ライトベージュやアイボリーがおすすめです。


イエベ秋の方はテラコッタ・オレンジ・マスタードイエロー・トマトレッド・モスグリーン・ダックブルー・ブラウン・カーキを選ぶとよいでしょう。


一方、ブルーベースの場合は青みがかって寒色系の色が似合います。


具体的には、ブルベ夏の場合はローズピンク・ローズレッド・ラベンダー・ミントグリーン・ブルーグレー・グレー・オフホワイトなどがおすすめです。


ブルベ冬の場合はマゼンタ・ワインレッド・エメラルドグリーン・ロイヤルブルー・ホワイト・ブラック・グレー・ネイビーなどが似合います。

素材で選ぶ

季節やシーン、目的にあった素材のものを選べば、自分に合ったストールやマフラーを選ぶことができます。


とはいえ、マフラーはそもそも防寒が主な目的であるため、春や夏に使用するのであれば、ストールを選ぶことになるでしょう。


秋冬にマフラーを選ぶ場合は、素材による重厚感と季節感を重視して選ぶのがおすすめです。例えば、もこもことした冬らしい雰囲気を演出したい場合はモヘア素材を、カジュアル感を高めたい場合は太めの毛糸で編んだものを選ぶとよいでしょう。


一方、ストールは非常に多くの素材があるため、季節だけでなくシーンや目的に合わせた自分らしい素材選びができます。


例えば、シルク100%のストールは高級感があり、フォーマルなシーンにもおすすめです。


また、繊細で優美なリバーレースで作られたストールであれば、結婚式などのフォーマルなシーンだけでなく、女子会やデートなど幅広いシーンで活躍します。


なお、リバーレースとはリバーレース機という特殊な機械で作られたレースのことです。


極細の糸を約2万本も使用し、熟練の職人が機械を使って丁寧に撚り合わせながら織ることで、非常に繊細で気品あふれる模様に仕上がることから、最高級の機械レースと位置付けられています。


リバーレースができるまでの詳しい工程を知りたい方は、こちらをご覧ください。


Le La Saのリバーレースができるまで

柄で選ぶ

スタイルにこだわらず、どんなファッションやコーディネートでも合わせやすいものを選びたいのであれば、無地のストールやマフラーを選ぶのがおすすめですが、ポイントとして使いたい場合は柄で選ぶとよいでしょう。


例えば、カジュアルなファッションにはチェック柄が定番です。子どもっぽくなりすぎないようにしたい場合は、チェックの柄が2〜3色で裏面が無地のものを選ぶと、コーディネートのバランスが取りやすくなります。


他にも、クールな印象をプラスしたい場合は、レオパードやゼブラ柄などのアニマル柄を選べば、存在感のあるおしゃれを楽しむことができます。


なお、上記で紹介したリバーレースのストールは、柄の種類も豊富です。上品であることはもちろん、付け方によって繊細な表情の変化が楽しめるため、コーディネートの幅がグンと広がります。


レースというと女性のイメージが強いですが、柄の選び方によっては男性が着用しても素敵なコーディネートが完成します。

まとめ

ストールとマフラーは主に生地の厚さや大きさなどに違いがあります。


ストールは薄手で大きさの幅も広く、さまざまな素材で作られているため、季節にかかわらず使用できます。


一方、マフラーは秋冬の寒い季節の防寒具として使われるものです。素材もウールやカシミヤなどの保温性の高いもので作られていて、首に巻きやすいよう幅が細めに作られています。


どちらをつけるか迷ったときは、今回紹介した使い分け方や選び方を参考にし、おしゃれの幅を広げてみてください。


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