ストールとは?マフラー等との違い・素材・サイズやTPO別おすすめスタイルを紹介 – Le La Sa スキップする

ストールとは?マフラー等との違い・素材・サイズやTPO別おすすめスタイルを紹介

ストールは首や肩に巻いたり掛けたりするだけで、あなたの魅力を引き出してくれる不思議なアイテム。

しかし、ストールとは厳密にどういったものかを説明できる人は決して多くないでしょう。

この記事では、ストールの歴史から、マフラーやショールなどとの違い、おすすめの素材、TPO別のストールスタイルについて解説します。

ストールとは

ストールは、首や肩に巻いたりかけたりする、長方形の布でできたファッションアイテムです。

ここでは、ストールの起源と日本におけるストールの歴史を解説します。

ストールの起源は古代ローマ

『ストール』とはラテン語でドレスを意味する『stola(ストラ)』が語源で、その起源は古く、古代ローマの女性用チュニックのことでした。

10世紀頃から、ストールは宗教的な意味合いを持つようになり、聖職者が会見の際に肩から膝まで届く長い『肩掛け』を『ストール』と呼ぶようになりました。

当初は『長着』という意味もありましたが、次第に『襟巻、肩掛』の意味が強くなりました。

16世紀頃になると、ストールは宗教的な目的から、一般的なファッションアイテムへと変化します。

日本におけるストールの歴史

日本においてストールが一般的になったのは、近年のことですが、江戸時代から似たアイテムが存在していました。

江戸時代には『襟巻き』と呼ばれる防寒具が使われていました。

明治時代以降、西洋文化の影響を受けて、ストールが徐々に日本に浸透していきます。  

特に、大正時代には国産ウールの生産が始まり、着物に合わせて大判のストールを羽織る姿が見られました。

ストール・マフラー・ショール・スカーフ・スヌードの違い

首元を彩るファッションアイテムには、ストール、マフラー、ショール、スカーフ、スヌードなど、似て非なる存在がたくさんあります。

一見すると同じように見えるこれらのアイテムですが、実は用途や特徴に違いがあります。

ここでは、それぞれのアイテムの違いについて解説します。

ストール

ストールは、首や肩に巻いたり掛けたりするファッションアイテムです。防寒具としてだけでなく、コーディネートのアクセントとしても使用されます。

マフラーと比べて幅が広く、生地が薄く、素材の種類が豊富なのが特徴です。季節によって素材の異なるストールを選ぶことで、一年通して使用できます。

また、日常のファッションからフォーマルな場でも着用できます。

マフラー

マフラーとは、防寒を目的とした細長い襟巻きをさします。

秋冬などの寒い季節に着用されるため、カシミヤやウール、毛糸といった保温性の高い素材でできていることが多いです。

ストールと比べ幅が狭く、約30cm〜50cmのものが一般的です。

ショール

ショールは、肩にかけたり、頭に被ったりするファッションアイテムです。

ストールと比べ、生地が厚く、大きな四角形の形であることが多いです。防寒具としてより、主にドレスアップのアクセサリーとしてフォーマルな場で使用されます。

結婚式やパーティーで、ドレスに合わせて柔らかな光沢のあるシルクのショールを肩に掛ければ、とても優雅な雰囲気になるでしょう。

スカーフ

スカーフは、首や頭に巻く、装飾用の正方形の布製アクセサリーです。薄手の生地で正方形に作られることが多く、防寒用には向いていません。

首に巻いてアクセントを加えたり、バッグに結んでおしゃれに演出したり、髪を束ねるアクセサリーとして使用されます。

スヌード

スヌードは、首に巻く筒状の防寒用のアイテムです。

その独特の形状から、着用が簡単で、着崩れしにくいという特徴があります。

頭からすっぽりと被るだけで、首元をしっかりと包み込んでくれ、カジュアルな服装にぴったりです。

ストールに使われる素材とおすすめの季節

季節に合わせたさまざまな素材を選ぶことで、一年を通して使用できるストール。

ここでは、素材の特徴とおすすめの季節について解説します。

ウール(メリノウール)

ウールは、羊の毛から作られる天然繊維で、とても暖かいことで人気があります。

羊の体毛を刈り取って作られる、100%自然由来の素材です。特殊な繊維構造により、保温性、吸湿性、耐久性のバランスが良く、春・秋・冬におすすめの素材です。

寒い冬の日には首に巻いて暖かさを確保し、春秋には軽く肩にかけながらファッションアクセントとして活用できます。

ウールの中でも特に高品質なメリノウールは、柔らかさと光沢感があり、上品な雰囲気を演出します。繊維が非常に細いため、使い心地がよく、かゆみを感じにくいのが特徴です。

ただし、お手入れには少し注意が必要です。 洗濯する際はおしゃれ着用の中性洗剤を使い、優しく手洗いするのがおすすめです。

シルク

シルクは蚕の繭から作られる天然繊維で、通気性と美しい光沢が特徴です。熱伝導が低いため、一年通して使用できます。

夏の冷房対策には軽いシルクストールがピッタリです。肌寒い秋には首元に巻いてエレガントなアクセントに。冬はカシミヤと組み合わせれば、暖かさと上品さを両立できます。

人の肌と同じタンパク質から構成されているため、非常に肌触りが良く、刺激が少ないことから、デリケートな肌の方でも安心して使えます。

シルクは『繊維の女王』と呼ばれるほど人気の素材ですが、お手入れには細心の注意が必要です。

摩擦に弱く、毛羽立ちやすいため、お家で洗う場合は正しい知識で手洗いをしなくてはいけません。必要に応じてクリーニング店を利用しましょう。

コットン

コットンは綿花から採れる植物繊維で、通気性が良く、柔らかく、吸湿性に優れています。また、丈夫で扱いやすく、洗濯も簡単なため、日常使いにピッタリです。

吸湿性と乾燥性が高いため、汗をかきやすい暑い季節に使用すると快適に過ごせるでしょう。

真冬の厳しい寒さには、コットン単体では保温性が足りないため春から秋にかけての使用がおすすめです。

ただし、洗濯で縮んでしまったり、シワになりやすいため注意しましょう。

リネン

リネンは麻の一種で、吸湿性と速乾性に優れているため、夏におすすめの素材です。また、独特のシャリ感と素朴な風合いがあり、ナチュラルな雰囲気を演出できます。 

さらに、耐久性が高く、使い込むほどに柔らかくなるという特徴があるため、日常使いにピッタリです。

暑い夏の日には薄手のリネンストールを首元に軽く巻けば、汗をしっかり吸収してくれ、快適に過ごせるでしょう。

ただし、摩擦を受けると白くなったり、シワになりやすいため注意しましょう。

ストールのサイズの種類

ストールはサイズによって使用方法が変わってきます。

ここでは、主なストールのサイズの種類とおすすめの使い方について解説します。

コンパクトサイズ(幅30cm程度)

コンパクトサイズのストールは、首元をすっきりと演出できます。幅が約30cm程度と、マフラーに近いサイズ感のため、扱いやすく、持ち運びにも便利です。

また、首に巻いたときにボリュームが出すぎないので、ビジネスシーンでも使いやすいのが特徴です。

例えば、スーツやジャケットのインナーに合わせると、首元にアクセントを加えつつ、全体的なシルエットを崩さずにスマートな印象を維持できます。

また、薄手の素材を選べば、バッグに入れて持ち歩き、急な冷え込みや冷房対策にさっと取り出して使うこともできます。

また、夏の日差し対策として首元を守りつつ、涼しげな印象を演出できるでしょう。

ウールやカシミヤ素材を選べば、首元をコンパクトに暖かくしてくれます。

スタンダードサイズ(幅50cm程度)

スタンダードサイズのストールは、幅50cm程度が一般的です。首に巻いたり肩に掛けたりと、様々な使い方ができるバランスの良いサイズです

コンパクトすぎず大きすぎないため、日常使いからちょっとしたお出かけまで幅広く活躍します。

例えば、オフィスでの冷房対策に首に巻いたり、休日のカフェでさっと肩に掛けたり。夜のお食事会では、ドレスに合わせてエレガントなアクセントとして使えます。

大判サイズ(幅70cm以上)

大判サイズのストールは、幅70cm以上の大きなサイズです。首に巻くだけでなく、肩から羽織ったり、膝掛けとして使ったりと、幅広い用途があります。

例えば、寒い冬の日には大判ストールを体全体に巻いてポンチョ風に。春や秋には軽く肩にかけるだけでエレガントな雰囲気に。夏でも薄手の素材なら、日よけや冷房対策として重宝します。

大きさを活かして、首元や肩周りにボリューム感を出すことができます。

TPO別!ストールのおすすめスタイリング

ストールは場面に合わせて巻き方や素材を変えるだけで、印象をガラリと変えてくれます。

ここでは、TPOに合わせたストールを使ったスタイリングについて解説します。

ビジネスシーンでは『上品さ』と『機能性』で選ぶ

ビジネスシーンでのストールは、上品さと機能性を兼ね備えたものを選びましょう。

ビジネスの場では、清潔感とプロフェッショナルな印象が重要です。ストールは、そんなビジネスパーソンの魅力を引き立てつつ、季節の変わり目や空調の温度調節にも役立ちます。

まず、色は落ち着いたトーンを選び、スーツやトップスの色に合わせましょう。

柄は控えめなものか無地を選びます。そして、素材は上質なウールやカシミヤがおすすめです。

巻き方はすっきりとしたニューヨーク巻きやワンループ巻きで、首元にさりげなく巻くと、ビジネスシーンに洗練された印象をプラスできます。

カジュアルな外出では自由に個性を表現

リラックスした雰囲気の中で、ストールを使って自分らしさを演出できます。

例えば、デニムにカラフルな大判ストールを合わせれば、一気に華やかな印象に。シンプルなワンピースに柄物のストールをさっと羽織れば、こなれ感のあるスタイルが完成します。

また、素材や柄を季節に合わせるとおしゃれ度がアップします。春夏はリネンや薄手のコットン、秋冬はウールやカシミヤなどが良いでしょう。

柄も、花柄やストライプ、チェックなど、気分に合わせて選んでみてください。ストールひとつで、いつものカジュアルコーデが格段におしゃれになります。

パーティーや結婚式では『遊び心』と『品格』で選ぶ

フォーマルな場では、ドレスアップの仕上げとしてストールが活躍します。肌の露出を適度に抑えつつ、全体の雰囲気を格上げしてくれます。

パーティーや結婚式でストールを使うコツは、『遊び心』と『品格』のバランスです。

例えば、シルクやオーガンジーなどの上質な素材を選び、ドレスの色に合わせたり、あえてコントラストをつけたりするのがおすすめです。

透け感のあるレースストールなら、エレガントさがぐっと増します。

ただし、結婚式の場合、注意したいのは花嫁の邪魔をしないことです。白すぎるストールは避け、控えめな色合いや柄を選びましょう。

ストールの巻き方も工夫して、例えばワンショルダーにしたり、腕に軽く掛けたりするだけで、こなれ感が出ます。

旅行では『機能性』と『ファッション性』で選ぶ

旅行時のストールは、機能性とファッション性を兼ね備えたものを選びましょう。

旅行中は気温の変化や移動時の寒さ対策が必要です。荷物を少なくしたい旅行者にとって、機能性とファッション性を兼ね備えたストールは重宝します。

旅行用のストールを選ぶ際は、大判サイズで軽量な素材がおすすめです。

色は、ベージュやグレーなどのニュートラルカラーを選べば、どんな服装にも合わせやすいでしょう。

また、南国リゾートならトロピカル柄、ヨーロッパ旅行ならチェック柄など、旅先の雰囲気に合わせて選ぶと、旅の思い出と一緒にストールを楽しめます。

まとめ

古代ローマから現代まで長い歴史を持つストールは、素材、サイズ、巻き方によって多くの表情を見せてくれます。

TPOに合わせて使い分けることで、あなたのファッションをより華やかに見せてくれるでしょう。

例えば、ビジネスシーンではシンプルで上品なストールを、カジュアルな外出では遊び心のある柄物を、パーティーではエレガントな素材を選ぶことで、それぞれの場面で最高の自分を演出できます。

Le La Sa(ルラッサ)のリバーレースストールは、繊細な美しさと実用性を兼ね備えた逸品です。デイリーユースからフォーマルシーンまで、幅広く活躍してくれます。

ぜひ、Le La Sa(ルラッサ)のリバーレースストールの魅力を体験してみてください。

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